タイ国点描(写真)

タイ国点描(写真)  カテゴリー「国際教育協力」,サブ・カテゴリー「その他の協力」のなかのブログ『JICA「タイ国理科教育推進協力事業」体験談』で述べたが,理科教育の推進のために1981(S56)年11月から1年間,タイ国に赴任した。この時,仕事で首都バンコク市内のみならず,南部のマレー半島地域を除いてほぼタイ国全域へ赴いた際に,多くの写真を撮ったが,それらの一部をご紹介したい。この種の写真は,旅行誌などで紹介されていることも多いが,自分として印象の強かったものを御紹介する。撮影場所はメモを取っておかなかったので,もうおぼろげにしか覚えていない。ともかく,タイ国がいかに仏教文化に厚い国であるかということを実感した。 (2024.07.12 記)       水上マーケット 水上マーケット バナナ...

慢性腎臓病闘病記【12】-食中・食後の大幅な血圧低下,レストランで意識を失う

慢性腎臓病闘病記【12】-食中・食後の大幅な血圧低下,レストランで意識を失う 12-1 非透析日の昼食後の大幅な血圧低下 6年前に人工透析を始めた頃は,そのようなことは無かったが,最近では,昼食後に血圧がかなり下がる傾向が顕著になってきたように思う。また,夕食中に急激な血圧低下が起こったらしくて,救急搬送されたこともある。 私は若年時から高血圧症で,それが原因で慢性腎臓病になってしまった。降圧剤は今も服用している。図12-1の上段のグラフは,6月11日(透析日)の血圧変化を示しているが,血圧は,朝1番の測定時の値175から昼過ぎの値125まで50mmHG下がっている。私の透析日における収縮時の血圧は,通常,朝が160~170mmHG,透析中に120mmHG程度に下がってくるので,血圧上昇剤アメジニウムメチル硫酸塩錠10mg(...

慢性腎臓病闘病記【10】-最近の変化<便秘薬,通信環境改善>

慢性腎臓病闘病記【10】-最近の変化<便秘薬,通信環境改善>  (2023.12.04記) 10-1 便秘薬の変更  10-2 我が家の通信環境の改善 10-1 便秘薬の変更 カリウムの摂取量を抑制するためにカリウムの吸着剤「ケーキサレート」を服用すると,かなりきつい便秘が伴うので,それを避けるためにケーキサレートと共に「食物繊維」(主成分はデキストリン)を服用することを,「本闘病記【2】-人工透析生活の実際」の「2-6. 食事・飲水の管理-塩分・カリウム・リンの摂取」のなかで少し,および「本闘病記【8】-外出先で倒れて実感したカリウム・コントロールの大切さ」の「8-1. 食事・飲水の管理-塩分・カリウム・リンの管理」のなかで詳しく述べた。 こうした工夫をしていても,その後,しばしば強烈な便秘を体験した。ケーキサレートと共に...

慢性腎臓病闘病記【4】-排塩サプリの活用,コロナ対策 <2021.01.17記> 

慢性腎臓病闘病記【4】-排塩サプリの活用,コロナ対策  <2021.01.17記> 4-1. 第3回目の血管拡張手術, 4-2. 令和3年新年を迎えて, 4-3. 体重増加制限1日空け3%以下への挑戦-排塩サプリとの出会い, 4-4. 排塩サプリの効果, 4-5. 食品重量の計量-栄養表に食品重量欄を追加, 4-6. 新型コロナ第3波を受けてのクリニックの予防策 4-1. 第3回目の血管拡張手術2020年9月中旬より,透析の穿刺が1回目でうまくゆかなくなることが続いた。当時,穿刺は左腕の手首近くのシャントの少し上と,肘より上の腕の2ヶ所になされていた。クリニックの超音波検査で,シャントの上方の腕と肘より下の部分の静脈が10cmから15cmにわたって細くなっていて,シャントへの血流が悪くなっているようであった。2020年10月...

慢性腎臓病闘病記【3】-回復へのかすかな期待 <2020/09.21記>

慢性腎臓病闘病記【3】-回復へのかすかな期待 <2020/09.21記> 3-1. 新型コロナ蔓延下の透析生活,  3-2.  回復へのかすかな希望-クレアチニン値と尿素窒素値の改善,   3-3. 新しい治療研究の動き-2つのニュース,  3-4.  血液検査結果(Cr, BUN, 赤血球)の変遷-データの追加,   3-1. 新型コロナ蔓延下の透析生活  2020年4月以降,日本でも新型コロナが蔓延している。これに対応して2020年4月以降,筆者が通っている透析病院でも,いくつかの対応がなされた。 まず,患者サイドとしては,透析室に入る前に「入念な手洗い」を実行すること,待合室では会話を控えること,また,透析室内ではマスクを着用することになった。スタッフは以前よりマスクを着用しているが,患者もマスクを着用することになった...

私の好きな庭園-三島溶岩流の末端に造られた楽寿園

私の好きな庭園-三島溶岩流の末端に造られた楽寿園 西伊豆の入口とも言える東海道本線の三島駅の南口から徒歩ですぐのところに,「楽寿園(らくじゅえん)」と呼ばれる庭園がある。ここは,三島市の市立公園である。 【写真】楽寿園入り口 最近はあまりゆかなくなったが,以前は,ここの庭園が好きで,こちらに来る際には必ず立ち寄った。 昔,1万年前の富士山の噴火で流れてきた溶岩が三島で止まった。すなわち,三島は流れてきた溶岩の末端にある街だ。富士山の南側には標高1504mの愛鷹山(あしたかやま)があるので,溶岩はその東側を迂回して流れ,三島まできて止まった。三嶋大社の入口の掲示板にその絵と説明があった(写真)。街は傾斜地が多い。三島駅の南側からは緩い傾斜地が続く。楽寿園は,流れてきた溶岩の丁度末端部にある。     【写真...

静岡の一宮小國神社-大国様をお祭りする神社

静岡の一宮小國神社-大国様をお祭りする神社 静岡県西部の徐々に高くなって南アルプスへと続く丘陵地帯の美しい山麓の森の中に,「遠江國(とうとうみのくに)一宮小國神社(おくにじんじゃ)」はある。 この神社の御祭神は「大己貴命(おおなむちのみこと)」,別名「大國主命(おおくにぬしのみこと)」である。この神様は神話「因幡の白うさぎ」で,皮をはがされた兎をお助けになった神様だ。悪神を追放して平和な国を治めた神でもある。 私が初めて訪れたのは,2015年の年末のことであった。かなりな数の参拝客がいた。私はこの神社のことは何も知らず,バス旅行で連れてこられたのだった。当時の私は大國主命をお祭りしているのは出雲大社だけと勝手に思い込んでいたので,静岡のこの神社も大國主命をお祭りしていることを知って大変驚いた。後に,大國主命をお祭りしている神...

IMSTEP 補遺Ⅰ-国際セミナーの開催(1955)  

IMSTEP 補遺-理数教育国際セミナーの開催(1995) 1.理数教育国際セミナーの開催 ブログ「IMSTEP I.概要・始まり」に書いた通り,国立大学へ,イ国の理数科教育拡充についてのJICAのプロジェクト方式技術協力要請案件検討依頼が来たのが1994年11月であるが,この動きは突然出てきたものではないであろう。その準備段階があったはずである。 そう思っていたところ,自宅で参考文献にあげた国際セミナーのproceedingsがでてきた。 1995年7/3~7/7にかけて,「理数教育に関する国際セミナー(インドネシアと日本の比較研究)」が,インドネシアのジャカルタとバンドンにおいて開催されたが,そのproceedingsである(写真)。この資料は,確か,筆者がIMSTEP開始前の各種調査に参加し始めたころ,下沢隆先生から頂...

回教国家パキスタン

回教国家パキスタン ユネスコの自然科学教育関係の仕事で,4月の1ヶ月間,パキスタンに滞在する機会を得た。カラチ経由で,まだ新緑の美しいパキスタンの首都イスラマバードへ直行した。イスラマバードは,森の中に新たに建設された都市で,近くの旧都市ラワルピンディと全く趣を異にする。4月は春から夏への変わり目の時節で,初旬には朝夕涼しい位であったが,じきに暑くなり始め,下旬には38度を超える日々が続いた。 街には日本車が多く走っている。日本人が世話をしているという庭園もあり,仕事の合間の遠足で訪問したインダス河上流のダムでは日本製の発電機が稼働中であるなど,日本との関係も少なからずある。 「アッサラーム・オ・アレコム(あなたに平和あれ)」,これが挨拶の言葉である。重々しいが,何と格調が高い言葉であろうか。街中には大小のモスクがいたる所に...

教科教育研究領域マトリクス

教科教育研究領域マトリクス 1990(平成2)年~1991(平成3)年にかけて,東京学芸大学が中心になり,全国の教科教育関係者と共に「教科教育における教育実践情報に関するデータベース化の開発研究」が行われた。 この表は,教科教育研究の全体像を示す表である。当時,東学大におられた社会科教育学の佐島群巳先生がおつくりになったものであり,筆者が佐島先生から頂いて,「いいなあ」と思い,報告書(参考文献)の付録に収録させて頂いたものだ。 今から30年以上前につくられた表であるが,その内容は今でも通用すると思う。 参考文献 教科教育における教育実践情報に関するデータベース化の開発研究,平成2~3年度科学研究費補助金総合研究(A) 研究成果報告書,平成4年3月,研究代表者 降旗勝信(1-300),東京学芸大学. (下條隆嗣  単独執筆)Ⅰ...