静岡の一宮小國神社-大国様をお祭りする神社

静岡の一宮小國神社-大国様をお祭りする神社 静岡県西部の徐々に高くなって南アルプスへと続く丘陵地帯の美しい山麓の森の中に,「遠江國(とうとうみのくに)一宮小國神社(おくにじんじゃ)」はある。 この神社の御祭神は「大己貴命(おおなむちのみこと)」,別名「大國主命(おおくにぬしのみこと)」である。この神様は神話「因幡の白うさぎ」で,皮をはがされた兎をお助けになった神様だ。悪神を追放して平和な国を治めた神でもある。 私が初めて訪れたのは,2015年の年末のことであった。かなりな数の参拝客がいた。私はこの神社のことは何も知らず,バス旅行で連れてこられたのだった。当時の私は大國主命をお祭りしているのは出雲大社だけと勝手に思い込んでいたので,静岡のこの神社も大國主命をお祭りしていることを知って大変驚いた。後に,大國主命をお祭りしている神...

千葉県いすみ市中原の不思議な神社-天道・皇道・人道三道の起点

千葉県いすみ市中原の不思議な神社-天道・皇道・人道三道の起点 三道とは,「天道の道」「皇道の道」「人の道」のことである。千葉県いすみ市中原にある小さな神社がこの三道の起点になっているという。このことは下のほうで述べるが,その前に,当神社がある地方・地域の簡単な(大まかな)紹介をしておきたい。 縁あって,しばしば,千葉県いすみ市を訪れているが,そこは,外房の中部に位置する。 海岸にそって国道128号線とJR外房線が走っている。 九十九里浜の南方の「茂原」の近くの海際には白子温泉があり,ヨードを含む金色の湯の温泉が有名だ。北から続いてきた九十九里浜が終わるあたりの「上総一ノ宮」「東浪見」近くの釣ヶ崎海岸は,オリンピックのサーフィン会場に予定されていて,多くのサーファーが訪れる場所である。ちなみにサーファーは,九十九里浜の続きでは...