Ⅲ. IMSTEPの党䜓像ず掻動

12. IMSTEPの党䜓像ず課題等

12-1. IMSTEPの党䜓像IMSTEPパンフレット
圓プロゞェクトの抂略は圓地で発行された次に瀺す2ペヌゞのパンフレット図Ⅲ-1によくたずめられおいる。ここでもそれを利甚させお頂く。このパンフは倧孊名が改名される前に぀くられたものなので倧孊名は旧名のIKIPになっおいる。

12-2IMSTEPの組織
プロゞェクトの組織は日本偎ずむ囜偎MSTEP偎に分けお述べる。
ア日本偎組織
関䞎した日本偎組織・人物はJICA, 文郚省倖務省コン゜ヌシアム圢成倧孊囜内委員䌚掟遣専門家チヌフ・アドバむザヌ業務調敎員などである。
・囜内委員䌚
IMSTEPの円滑か぀効果的な実斜のためJICA内に「プロゞェクト囜内委員䌚」が蚭眮された。委員䌚の蚭眮期間は平成10幎9月1日からプロゞェクトの終了日たでであった。囜内委員䌚の業務は必芁により事業団総裁が諮問するずころに応じ プロゞェクトの運営 ・管理等 実斜方針プロゞェクトの評䟡プロゞェクトの技術移転蚈画専門家の掟遣蚈画カりンタヌパヌトの受入蚈画機材の䟛䞎蚈画その他プロゞェクトの円滑か぀効果的な掚進に必芁な事項に関するこずに぀いお専門的か぀技術的芋地から怜蚎審議を行うものであった。囜内委員䌚は幎数回開催された。
・倧孊コン゜ヌシアム
日本偎の組織ずしお倧孊コン゜ヌシアムに぀いおふれないわけにはいかない。
プロゞェクトが立ち䞊がっおから日本人の掟遣専門家探しが難航したたむ囜偎倧孊教員の研修先の確保も非垞にき぀いこずがわかっおきた。東孊倧だけではずおも満たせないず思いコン゜ヌシアム圢成を文郚省にお願いした。これは名叀屋倧孊の西野節男先生からの助蚀もあった。文郚省の遠山玘叞氏ず私が宇郜宮倧孊矀銬倧孊静岡倧孊を蚪問しおコン゜ヌシアムぞの参加をお願いしご了承頂いた。その結果IMSTEPが䜕ずか動くこずになった。
・IMSTEP事務所
珟地のIMSTEP事務所本拠地はむンドネシア教育倧孊内には初代チヌフ・アドバむザヌの神沢淳氏同次代は埳田耕䞀氏JICAの業務調敎担圓の比嘉京治氏同次代は䞭接将暹氏がむ囜に垞駐した。同事務所は掟遣専門家の受け入れ日本研修員の遞抜䟛䞎機材の受け入れ・敎備チヌフ・アドバむザヌの期間ごずの業務報告む囜偎業務ぞの助蚀・指導業務の管理運営経理を含むなどを行った。この事務所は埌述するフォロりアップ・プロゞェクトでも利甚された。
むむ囜偎組織
IMSTEPの組織図はパンフレット図Ⅲ-1の7 Project Organization に瀺されおいるように3぀の倧孊のそれぞれに数孊教育物理教育化孊教育生物教育のタスク・チヌムが眮かれさらに分野別のこれらのタスク・チヌムを統括する䜜業郚䌚(working group)が眮かれた。なお地孊教育に぀いおはむ囜では物理教育など他の分野に含たれおおり独立した分野にはなっおいないペヌロッパ型。
䜜業郚䌚の䞊には倧孊の䜜業郚䌚を統括する䜜業郚䌚䌚議working groups conferenceが眮かれた。䜜業郚䌚䌚議の䞊に3倧孊共通の運営委員䌚(steering committee)が眮かれた。この委員䌚の委員長はむンドネシア教育倧孊の孊長が぀かれた。委員䌚のメンバヌは倧孊の理数教育孊長倧孊の孊術担圓副郚長䜜業郚䌚䌚議議長倧孊の調敎官coordinatorsJICA専門家である。
運営委員䌚のこの垃陣をみれば明らかなようにこのプロゞェクトは倧孊が理数教育分野においお倧孊党䜓ずしお取り組んだこずが明らかである。たたこのプロゞェクトは倧孊の党教員を巻き蟌む倧きなものでありしたがっおIMSTEPにおけるむ囜偎カりンタヌパヌトは倚人数に及んだ。
さらに運営委員䌚の䞊には合同調敎委員䌚(joint coordinating committee)が眮かれた。この委員䌚の議長は高等教育総局の長官である。メンバヌは同局の孊術局局長倧孊孊長BAPPENAS代衚教育文化省の䞀般䞭等教育局局長同省初等教育局局長同省教垫・技術研修局局長JICA専門家JICAむンドネシア事務所代衚で構成されおいた。この垃陣から圓プロゞェクトが囜家レベルのものであるこずがわかる。
各組織の圹割・機胜は図Ⅲ-1パンフレットに蚘茉の通りである。
3倧孊合同の䌚議ではマラン教育倧孊の先生方が倧孊のバスで日がかりでゞャカルタに到着されたこずがあった。皆さん疲劎で党員げんなりされおおりボヌツずした顔぀きをなさっおいた。理数教育孊郚長もこのバスで䞀緒に来られた。私は皆さんが鉄道でくるず思ったのでびっくりしたこずがあった。予算旅費が䞍足しおいたのであろうず思う。

12-3IMSTEP開始に先立った動きむ囜偎実斜機関責任者の日本の教育芖察
ア高等教育総局長・3倧孊理数教育孊郚長の日本の理数科教育芖察
1999(平成11)幎10月からのIMSTEP開始に先立っおむ囜偎の倧孊関係者が日本の教育に぀いおのむメヌゞがわかないず協力がスムヌズにゆかないこず考え私は倧孊の理数教育孊郚長の日本の教育芖察をJICAに進蚀しそれは同幎3月に実珟した。高等教育総局長も参加し日本各地の教員逊成倧孊や孊校などを芖察しお頂いた。む囜3教育倧孊の理数教育孊郚長の日本の理数科教育の芖察はスタヌト時点のみでむ囜ではその埌2幎ほどで孊郚長の亀代があったがプロゞェクト開始以埌は孊郚長の日本の教育の芖察は無かった。たた同幎月にはIMSTEP教育行政研修団も来日された。

12-4IMSTEP圓初の改善すべき課題珟地の教育調査結果
むンドネシアの孊校や教育倧孊を芖察したずころ次の点が目立った。
たず孊校の理数科の授業の様子では教科曞を教えるこずが䞭心で実隓はほずんどやられおいない。たた実隓のための機材もそろっおいない。
倧孊の授業に぀いおは講矩では教科曞が無く孊生は倧孊教員が曞く黒板の写しに必死の様子で内容を暗蚘するようであった。倧孊生甚の共通教科曞を䜜成し孊生を暗蚘から解攟し内容の理解ぞ進むようにしなければならないず思われた。実隓機材も䞍足しおおり物理の基瀎実隓では6人でテヌマを行っおいた。これでは実際に手を動かす孊生の人数は限られおしたいそれ以倖の孊生はいわば実隓の芳察に終わっおしたうのでより少人数で実隓を行えるように機材の充圓が必芁であるず思われた。たた環境ぞの配慮は無く廃液を校内に穎をほっお垂れ流しおおりこれも改善の必芁があるず思われた。
む囜においおもたず事前調査ずは別にさらに理数科教育の実態をさらに深く把握し課題点を明らかにする必芁性を感じたので筆者も調査項目を指瀺し教育調査の実斜を匷く勧めた。1999幎10月からIMSTEPが開始されおからすぐ珟地の教育調査が実斜され翌幎報告曞が出されたJICA 1999。たた簡単なたずめを日本語でも玹介した䞋條 2000。ここにその䞀郚を再掲する。

『次にむ囜の科孊教育の改善に関しおは以䞋に列挙する課題があるが日む共通のものも倚い。
ア過床の知識重芖からの脱华。孊校では教垫䞭心で板曞による䌝統的教授法による知識重芖の傟向がみられた。教垫の基瀎的指導技胜を向䞊するこず。小・䞭・高等孊校理科はできるだけ芳察・実隓䞭心におこなうこず。これは小・䞭・高等孊校段階の理科教育にも䟝存する。
む教垫逊成・珟職教員教育のための孊習材の開発。倧孊生や珟職教員のための母囜語の教科曞や参考曞の䜜成。
り孊䌚の蚭立。日本ではいろいろな教育系孊䌚があり理数科教育研究が定着し教育に぀いおの研究発衚も倚い。む囜においおも孊䌚らしきものはあるようだが・・・将来理数科教育に関する孊䌚の蚭立が期埅される。孊䌚掻動は自䞻的発展の原点になるず思われる。教育問題は各囜の発展状況に匷く䟝存する面も倚く研究内容が囜際誌にそぐわない郚分もあるので自囜における孊術雑誌の発行は意矩あるものである。孊術雑誌の発行は財政的揎助を必芁ずする。
゚教育研究に係わる研究費の助成。む囜における初䞭等理数科教育改善の自助努力を確実なものにしおゆくためには倧孊教官自身が研究をより積極的に行うこずが必芁である。そのための環境敎備ずしお教育研究に察しお研究費の配分が望たしい。
オ教科教育孊の振興。教育実践に関連した研究教育孊ず玔粋科孊の間の教育・研究を発展させるこず。本蚈画で実斜した理数科教育調査の結果によるず小・䞭・高等孊校の理数教育共通に次の点が指摘されおいるJICA 1999)。孊習者䞭心の孊習の展開教材利甚法の改善教材開発の促進高次思考・スキルの定着内容の適性化内容の生掻ずの密着教科曞䞭心の授業からの脱华個々の児童・生埒ぞの察応の匷化教垫の知識の欠劂の改善孊術的背景ず孊習指導法の基瀎スキルの定着。評䟡法開発特に蚺断テスト。スキル評䟡など。
カ珟職教員教育甚のプログラムの開発。珟職教員のための教育プログラムは孊校珟堎からのより実践に関連した課題の取り䞊げなど内容的な改善を考えおゆくこず。倧孊院の掻甚も考慮するこず。
キ教垫逊成カリキュラムの近代化。科孊技術の進歩教育の新しい目暙を探玢し新しい教育に察応したカリキュラム研究を行う。囜家基準に瞛られおいる面もあるがカリキュラムの近代化を行う。
ク実隓環境・指導の改善。理科の基瀎実隓は珟圚テヌマ人皋床で実斜しおいるがより少人数にする。倧孊教官も孊生実隓により関䞎するこずが望たしい。科孊的態床や基本的実隓技胜の定着・向䞊をはかるこず。
む囜におけるこれらの課題はもちろん質的な差はあるが本質的に日本ずほずんど類䌌の課題であった。このこずは教員逊成の課題はどの囜も䞀般性があり教垫逊成の普遍性を瀺しおいるず思う。』
たた珟職教員教育に぀いおも調査がなされたJICA 1998/1999。

12-5日本政府の䟛䞎
日本政府からはIMSTEP関係では機材䟛䞎専門家掟遣研修員受け入れなどが行われ無償資金協力でむンドネシア教育倧孊理数教育孊郚棟が建蚭された。

プロゞェクトの開始ず事業の流れ

チヌフ・アドバむザヌの神沢淳先生や業務調敎の比嘉京治氏がむンドネシア教育倧孊内のIMSTEP事務局に赎任しこうしお1999幎10月からIMSTEPプロゞェクトは実斜に移された。そしおIMSTEPはPDMに埓っおタスク・チヌムの掻動機材䟛䞎む囜3倧孊の教員の日本における研修掟遣日本人専門家の倧孊ぞの掟遣むンドネシア教育倧孊の理数科棟建蚭ず進んでいった。前半は特に機材敎備や実隓蚭備・倧孊の理数科の授業の改善に力点が眮かれたが埌半は䞭間評䟡を機に孊校の授業改善をめざしたパむロティングに力点が眮かれるようになった。
IMSTEPにおいおは倚圩な掻動がなされたが実際の業務の詳现は4半期ごずに提出されたチヌフ・アドバむザヌ報告やPDMの実斜蚈画衚に詳しく蚘されおいる。掻動の党容のたずめに぀いおは次章Ⅳの「15. 終了時評䟡団の掟遣ず評䟡結果」の䞭で述べる。
実隓法の指導や孊生甚教科曞䜜成など倚くの掟遣専門家の先生方にご協力いただいた。
パむロティングでは私もむ囜の3倧孊教員の方々ず共に䜕床も孊校ぞ出かけた。
たた毎幎National Seminar が開かれ珟職の孊校教員の方々や地方の教育委行政の方々他の教員倧の方々も参加しお行われた。筆者もNational Seminarや理科セミナヌなどでしばしば講挔を䟝頌された。

13-1機材䟛䞎
発展途䞊囜にずっお科孊・科孊教育における機材の充実は䜕よりも優先したい事柄である。
途䞊囜支揎のばあい途䞊囜から物品等の䟛䞎も匷く求められるがIMSTEPの堎合でもこうした芁望があった。圓初高等教育総局のサトリオ局長からは研究甚機材を含む高床な機噚䟛䞎の芁望があった。しかし本プロゞェクトはあくたで教育案件であったし予算にも限りがあるのでそれらの芁望にはほずんど応えるこずはできなかった。この事情は論文䞋條1999にも詳しく蚘した。機材は䞻ずしお孊校の教宀での授業法改善に盎接・間接的に関䞎するものに限定された。
䞭等教育の理科の堎合む囜では孊校で実隓がほずんどやられおいない実情を螏たえるず教垫逊成の堎で孊生に基本的実隓を経隓させるのが重芁であり少なくずも日本の倧孊で行われおいる理科の基瀎実隓は必須であるず思う。この経隓は孊生が教垫になった暁にも孊校で積極的に実隓を行う基瀎力ずなろう。こうしたこずを意識しお機材の遞定がなされたず思う。
教育の向䞊には教垫逊成ずしお孊校教員の基瀎孊力向䞊ず授業力の面を考えなければならない。䞡者を考慮しお倚くの噚材が䟛䞎されたが予算の限りもあるのでそれらで十分ずいうわけではない。む囜偎の教員から芁望する機材のリストを出しおもらっおそれを東孊倧の自然科孊系の教官で劥圓性を怜蚎した。この怜蚎は䞁床筆者が英囜のLeeds倧孊に文郚省の圚倖研究短期に出かけおいお日本に䞍圚であったが文科省の䟝頌で実斜された。
反省点をいく぀か述べたい。
実際には圓時ではもう䜿われおない叀い機材も芁望曞に若干含たれおいたず思う。これはむ囜偎教員が今では䜿われおいない昔䜿ったこずのある叀いタむプの噚具を想起したた叀いカタログを芋お芁望を出したためず考えられる。これらは新しいものに倉える必芁がある。したがっお機材利甚の指導が䞍可決になる。
噚材の数が䞍足しおいるので噚材の数の充圓を優先したくもなるが量は少なくずも良い品質の噚材を氞く䜿うようにしたほうが感謝されるようである。過床に高玚な機材は必芁ないができるだけ日本補の高品質の噚材がよい。䟋えば顕埮鏡では安䟡なゆえに䞭囜補のものも䟛䞎したが光軞が合わないものが含たれおいたず苊情もあった。
圓時倧孊では化孊実隓などの廃液凊理は垂れ流しであったので小芏暡の凊理機噚を䟛䞎した。その頃日本では廃液凊理が問題芖されおいお東孊倧内にも廃液凊理センタヌが造られおいた。む囜では予算䞍足のため日本のセンタヌ䞊みの斜蚭の䟛䞎は難しく小芏暡の装眮の䟛䞎ずなった。倩䜓望遠鏡も3倧孊ずもCCDカメラ付のものを芁望したが予算の関係でCCDカメラはむンドネシア教育倧孊のみで他の倧孊はCCD無しの望遠鏡を䟛䞎した。その埌予算をみお増蚭を考えるこずになった。
理数教育孊郚における管理運営の効率化を目指す基盀敎備の䞀環ずしおむンタヌネットを本プロゞェクトで拡充したこずにも觊れおおく。
機材䟛䞎に䜵せお掟遣専門家により実隓宀や機材管理の方法も䌝えた。
機材は毎幎倧きなトラックで倧孊ぞ数回運び蟌たれJICA専門家が確認䜜業に圓たった。私もそれを経隓したこずがあった。

13-2むンドネシア教育倧孊理数科棟建蚭
IKIPバンドンの理数教育孊郚棟は狭小で実隓宀も狭く老朜化しおおり倧孊の授業も満足に行えないこずからむ囜偎は日本に新蚭を垌望しおいた。これは無償資金協力で実斜されるこずになったが䞁床IMSTEPが走り始めたのでIMSTEPずこれができるだけ連動するようにしたいずいうのがJICAの考えであった。IKIPゞョグゞャカルタやIKIPマランの理数教育孊的棟はすでに比范的新しい建物ができおいたので新蚭の芁求は無かった。
むンドネシア教育倧孊の階建おの理数科棟は2001幎月に完成し匕き枡し匏が同幎3/13開所匏が4/15に開催された。開所匏には圓時のむンドネシア共和囜の倧統領であったメガワティ倧統領も列垭されたずのこずである筆者は匏兞には参加しおいない。理数科棟の入り口には日本政府の揎助で぀くられたこずを瀺す日の䞞入りの銘板がはめ蟌たれおいる。この理数科棟は東孊倧の理数科棟よりはるかに倧きくお立掟だ。東孊倧より孊生数がずっず倚く倧孊の芏暡が倧きいから圓然ずいえる。理数科棟の写真はこのプログに付随しおいる「IMSTEP写真集」に入れおある。

13-3専門家掟遣
数孊および物化生の各専門分野や数孊教育・理科教育の日本人専門家がむ囜の圓該3倧孊に毎幎数名掟遣された。これはむ囜偎倧孊教員の科孊に぀いおの孊生を指導する力の匷化ず孊生の授業力の向䞊を支揎するためである。
前者に関連しお物理・化孊・生物にかかわる各領域の専門家の掟遣地孊は物理や生物に含たれおいた埌者は理科教育や数孊教育の専門家が様々な倧孊や高等専門孊校から掟遣された。たた珟地の芁望に応えおVTRの取り方・線集の仕方など芖聎芚の専門家も掟遣された。掟遣専門家はコン゜ヌシアム圢成倧孊の先生方の他東京工業倧孊東京通信倧孊滋賀倧孊東京郜立倧孊など日本党囜のコン゜ヌシアム圢成倧孊以倖からも参加頂いた。専門家の人遞は筆者も埮力ながら頑匵ったが䞻に文郚省の遠山玘叞氏が発掘に努力しお䞋さった。

13-4研修員受け入れ
毎幎数10名皋床倧孊の教員を日本ぞ研修に受け入れた。研修生の遞抜はチヌフ・アドバむザヌが面接しじっくり調べお候補者を決めその埌囜内委員䌚で承認した。私は受け入れ先の確保に奔走した。研修員受け入れはコン゜ヌシアム圢成倧孊のみならずその他の倧孊にも䟝頌した。

13-4業務の内容掻動内容
蚈画の遂行はデザむン・マトリクスに埓っお比嘉氏が工皋衚を䜜成しそれにしたがっお遂行された。業務の内容に぀いおは図Ⅲ-1のパンフレット「IMSTEPの党䜓像」に抂略が瀺されおいるがより詳しくは終了時評䟡調査の䞭で述べる。
図Ⅲ-1に瀺されおいるように支揎した倧孊においお数孊物理。化孊生物の各分野においおワヌキング・グルヌプが蚭眮されたたカリキュラム・教科内容シラバスシラバス・教授法教材教育評䟡・孊術亀流の領域それぞれに察応しおタスク・チヌムが蚭けられお掻動したJICA 2003。
各倧孊では運営委員䌚Steering Committeeが党䜓の掻動を統括した。さらに3倧孊の掻動党䜓を合同調敎委員䌚Joint Coordinating Committeeが統括した。

13-5. National Seminar
National Seminar はJICA-IMSTEPず教育省高等教育総局の支揎によりIMSTEP期間䞭毎幎実斜された。支揎3倧孊回り持ちで開催されたJICA and DGHE 2003。筆者も講挔を䟝頌された。孊校教垫倧孊教員珟職教員斜蚭関係者地方の教育行政関係者政府の教育関係者など倚数が集たった。これはIMSTEPの成果の普及に効果があったず思われる。

13-6. パむロッティング掻動
パむロッティングは孊校である教授モデルを発展させ詊行する掻動である。倧孊教員ず孊校教垫が孊校においお協働しお孊校にずっお有益な教授モデルを実践しおゆく。次の段階では孊校におけるパむロッティングにより倚くの孊校教垫倧孊教員倧孊生を巻き蟌んでゆくようにする。
パむロッティングは日本ではなじみが無い蚀葉であるがこれは倧孊の教員が孊校ぞ行っお孊校教員ずずもに授業を芖察し反省䌚を開いお授業改善に取り組む掻動で実質的には研究授業であるJICA 2001, JICA 2002, Malang State University 2003, JICA 2002/2003ずいえるが単なる研究授業の枠を超えお新しい教授法を発展させるずいうより教育孊的な掻動である。しかもその掻動を耇数の孊校䞭・高等孊校で組織的に展開するものである。これは埌述する䞭間評䟡で孊校の授業の改善掻動が遅れおいるこずを反省しおプロゞェクト期間の埌半で掻発化した。遅れはプロゞェクト期間の前半では倚数の䟛䞎機材が次々に到着したため教員の時間がその管理や䜿甚法の習埗に取られおいたためず筆者は解釈しおいる。
研究授業は日本では昔から圓たり前のように行われおいるが諞倖囜ではそうでもない。もちろんむ囜でもこうした習慣はなかったし倧孊の教員であっおも孊校珟堎に足を運ぶずいうこずはなかったようだ。たた孊校内では日本で行われおいるような孊校教員が盞互に授業を芖察しお攟課埌その反省䌚を行う「研究授業」はやられおいなかった。JICAむンドネシア事務所の教育顧問のりトモ氏は「倧孊教員が孊校珟堎ぞゆくずは・・・」ず驚いおおられたがむンドネシアではパむロッティングはかくも珍しい掻動であったず思う。
パむロッティングの効果に぀いおは生埒に察しおは熱意(enthusiasm)動機(motivation)掻動activities成瞟performanceに぀いお調べられた。たた教垫に察しおは孊玚の教授・孊習過皋新しい方法やアプロヌチに察する資質構成䞻矩的アプロヌチに぀いお調べられた。良い結果が埗られおいるがここではマラン倧孊におけるパむロッティングの生埒の成瞟ぞの効果の䞀䟋を衚Ⅲ-1に瀺すMalan State University 2003。 è¡š13-1ではパむロッティングを実斜した孊校の生埒の成瞟が向䞊しおいるこずがわかる。1回のパむロッティング掻動の効果は小さくずもこれらを積み重ねおゆけば数幎埌には孊校珟堎でかなり倧きな効果が生み出されるず思う。特に知識の教え蟌みから孊習者の自埋的な孊びぞの転換ずいう革新的な考え方ぞの倉化が期埅される。
パむロッティングにより授業の改善は県に芋えるように進んでいったず思う。それを今埌む囜内にひろげおゆくこずが肝芁だ。

è¡šâ…¢-1 各サむクルにおける生埒の成瞟の差異

参考文献  〔Ⅲ. IMSTEP の党䜓像ず掻動〕

・JICA: Survey Report on Current Situation at Primary and Secondary School, Document 1, Fiscal year 1998/1999, JICA Technical Cooperation Project for Development of Science and Mathematics Teaching for Primary and Secondary Education in Indonesia (IMSTEP), 1999.
・䞋條隆嗣むンドネシアで進めおいる理数科教育に぀いおの囜際協力からみた囜際教育協力の課題日本孊術䌚議科孊教育研究連絡委員䌚線
孊術䌚議叢曞2「科孊技術教育の囜際協力ネットワヌクの構築」日本孊術協力財団78-89, 2000.
・JICA: Survey Report on Current Degree Program for In-service Teachers in IKIP Bandung, IKIP Yogyakarta and IKIP Malang, Fiscal Year 1998/1999.
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・䞋條隆嗣・遠山玘叞むンドネシア囜初䞭等理数科教育拡充蚈画の理念ず課題囜際教育協力論集 2(2), 広島倧孊教育開発囜際協力研究センタヌ93-106, 1999.
・JICA and DGHE: Seminar Proceeding, National Seminar on Science and Mathematics Education, The Role of IT/ICT in Supporting the Implementation of Competency-Based Curriculum, August 25, 2003.
・JICA: Report on Piloting and Exchange of Experiences by IMSTEP-JICA Project, Fiscal Year 2001, Submitted to the 4th Joint Coordinating Committee, IMSTEP 2001.
・JICA: Final Report, Piloting Project for Mathematics and Science Development in Secondary Schools throughout the Province of Yogyakarta, FMIPA, State University of Yogyakarta, November 2002.
・Malang State University: Report on Piloting on Second Stage by IMSTEP-JICA Project, Fiscal Year 2002/2003, IMSTEP 2003.
・JICA: Report on Piloting Activities Fiscal Year 2002/2003, FPMIPA, Indonesia University of Education, 2003.