不思議な夢-飛んだ魂(1) ボストン科学博物館

中年の頃,米国のBOSTONにある科学博物館(Museum of Science, BOSTON)に初めて立ち寄る機会があった。米国行きがきまったのが約1月前,その1,2週間後にある夢をみた。

飛行機が島のようなところに不時着したが,無事であった。

辺りは草や木が生えているが,原っぱに近い。細い道があり,両側に毒蛇らしき蛇が数匹いる。しかし,蛇は襲ってくる気配はなく,恐怖感は不思議と感じない。辺りを探索すると,近くに海があった。岸壁が切り抜かれたところに洞窟のような大きなくぼみがあって,そこに大きなインデアンのトーテムポールのようなものが数本立っている。「どうしてこんなところにトーテムポールがあるのだろう」と夢の中でいぶかっている自分がいる。

数週間後にBOSTONの科学博物館に立ち寄ったが,そこは,ヨットなどが係留されている港のそばに立っていた。中には,南北アメリカ大陸に棲むガラガラ蛇など生きた毒蛇が数種類展示されている部屋があった。丁度,男性の担当係員が若い女性の係員に,蛇の扱い方など指導中であった。さらに,別の部屋にはインデアンのトーテムポールのようなものが数本展示されていた。科学館なのに民族博物館の展示物のようなものがあったので驚いた。それよりも,もっと驚いたのは,蛇やトーテムポールなどが,夢にみたものと類似していたことだ。毒蛇はケースに入れられているので安全だ。夢で蛇に恐怖感を感じなかったことがうなずける。

この夢は,私がBOSTON行きを決めた後に,まだそこへ行く前に,まるで魂がBOSTONまで飛んで様子を知らせてくれたようだ。今でも「不思議な夢だったなあ」と覚えている。